海外安全対策情報(平成30年第1四半期)
平成30年5月29日
1 社会・治安情勢
2016年6月に発生したテロ事件の影響により全土に発令されていたテロ警戒レベル「黄」は,昨年1月15日をもって解除されており,以降,テロ事件は,発生していない。しかしながら,当地では昨年11月以降,インターネットを通じてテロを支援する情報宣伝活動を行っていた者の逮捕が相次ぐなど,予断を許さない状況が続いており,一般犯罪を含む治安情勢を注視すべき状況にある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)犯罪統計
カザフスタン国民経済省統計委員会が発表した2018年1月から3月の犯罪統計によれば,当地における犯罪登録件数は,7万6,186件(昨年比13.8%減)であった。
主な犯罪種別は,殺人罪(未遂を含む)が281件,財産犯が5万8,033件(うち窃盗罪は,4万2,882件),薬物犯が2,601件であり,犯罪発生割合は,1万人に対して169件,損害額は,446億4,370テンゲであった。
(2)邦人被害事案
発生していないものと承知。
(3)銃器犯罪(報道)
アクトベ市において,警備員の男性がけん銃の発砲により腹部を負傷した状態で発見され,救急隊員により死亡が確認された。(カズインフォルム,3月15日)
(4)主な薬物犯罪(報道)
ア アスタナ市において,麻薬の密売を行っていた34歳及び40歳の男性が逮捕され,1.734キロのヘロインが押収された。(Zakon.kz,1月11日)
イ 国境警備隊員が列車内(ビシュケク発モスクワ行き)で行った検索の結果,55歳のキルギス人の男性の荷物から2キロのヘロインが押収された。(国家保安委員会発表)
ウ ペトロパブロフスク市において,ヘロインの密売を行っていた疑いのある7人が逮捕され,200グラム以上のヘロインが押収された。北カザフスタン州では今年の初めから,53キロの麻薬が押収され,そのうちの220グラムがヘロインであった。(カズインフォルム,3月15日)
カザフスタン国民経済省統計委員会が発表した2018年1月から3月の犯罪統計によれば,当地における犯罪登録件数は,7万6,186件(昨年比13.8%減)であった。
主な犯罪種別は,殺人罪(未遂を含む)が281件,財産犯が5万8,033件(うち窃盗罪は,4万2,882件),薬物犯が2,601件であり,犯罪発生割合は,1万人に対して169件,損害額は,446億4,370テンゲであった。
(2)邦人被害事案
発生していないものと承知。
(3)銃器犯罪(報道)
アクトベ市において,警備員の男性がけん銃の発砲により腹部を負傷した状態で発見され,救急隊員により死亡が確認された。(カズインフォルム,3月15日)
(4)主な薬物犯罪(報道)
ア アスタナ市において,麻薬の密売を行っていた34歳及び40歳の男性が逮捕され,1.734キロのヘロインが押収された。(Zakon.kz,1月11日)
イ 国境警備隊員が列車内(ビシュケク発モスクワ行き)で行った検索の結果,55歳のキルギス人の男性の荷物から2キロのヘロインが押収された。(国家保安委員会発表)
ウ ペトロパブロフスク市において,ヘロインの密売を行っていた疑いのある7人が逮捕され,200グラム以上のヘロインが押収された。北カザフスタン州では今年の初めから,53キロの麻薬が押収され,そのうちの220グラムがヘロインであった。(カズインフォルム,3月15日)
3 テロ・爆弾事件発生状況
(1)アクモラ州内務局は,宗教対立を助長し,テロを拡散する活動を行った罪でアクモラ州出身の2人を逮捕した。(Zakon.kz,1月6日)
(2)カザフスタン国家保安委員会は,過激主義に関する資料を拡散した容疑で南カザフスタン州トゥルケスタン市,アルィス市,ケンタウ市,シャルダリンスキー,ソザクスコイ,テュリクバスキー地区の住民12人を拘束したことを発表した。(カズインフォルム,1月31日)
(2)カザフスタン国家保安委員会は,過激主義に関する資料を拡散した容疑で南カザフスタン州トゥルケスタン市,アルィス市,ケンタウ市,シャルダリンスキー,ソザクスコイ,テュリクバスキー地区の住民12人を拘束したことを発表した。(カズインフォルム,1月31日)
4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害は,発生していないものと承知。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
現在のところ,カザフスタン国民及び当地に在留する外国人の日本人に対する感情 は,一般的に良いと言える。ただし,当地で生活する上では引き続き,一般犯罪に対 する注意が必要である。