海外安全対策情報(平成30年第3四半期)
平成30年12月15日
1 社会・治安情勢
2016年6月に発生したテロ事件の影響により全土に発令されていたテロ警戒レベル「黄」は,昨年1月15日をもって解除されており,以降,テロ事件の発生は,確認されていません。しかしながら,当地では昨年11月以降,インターネットを通じてテロを支援する等の活動を行っていた者の逮捕が相次ぐなど,予断を許さない状況が続いており,一般犯罪を含む治安情勢を注視すべき状況にあります。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)犯罪統計
カザフスタン国民経済省統計委員会が発表した2018年1月から9月の犯罪統計によれば,当地における犯罪登録件数は,22万5,434件(昨年比8.4%減)でした。
主な犯罪種別は,殺人罪(未遂を含む)が724件,財産犯が17万9,087件(うち窃盗罪は,13万4,718件),薬物犯が6,323件であり,犯罪発生割合は,1万人に対し165件,損害額は,1,576億8,200万テンゲでした。
(2)邦人被害事案
特にありません。
(3)主な銃器犯罪(報道)
ア 国家保安委員会が同委員会アルマティ市局とともに6月28日から29日夜にかけて行った捜査の結果,犯罪組織を摘発し,銃及び実弾等を押収した。(Zakon.kz,7月10日)
イ 国家保安委員会は8月1日,アクモラ州シュチキンスク市において内務省との合同捜査を行い,銃及び禁止薬物を所持していた疑いでアゼルバイジャン人を逮捕し,銃1丁,実弾8発及びコカインを押収した。(Zakon.kz,8月8日)
(4)主な薬物犯罪(報道)
ア ペトロパブロフスク市内務局は,3人の身柄を拘束し,4.975キロのヘロインを押収した。(Zakon.kz,7月2日)
イ コスタナイ州内務局は,禁止薬物を密売した疑いで女性2人を逮捕し,それぞれの自宅から119グラム及び1.307キロのヘロインを押収した。(インターファクス,8月29日)
カザフスタン国民経済省統計委員会が発表した2018年1月から9月の犯罪統計によれば,当地における犯罪登録件数は,22万5,434件(昨年比8.4%減)でした。
主な犯罪種別は,殺人罪(未遂を含む)が724件,財産犯が17万9,087件(うち窃盗罪は,13万4,718件),薬物犯が6,323件であり,犯罪発生割合は,1万人に対し165件,損害額は,1,576億8,200万テンゲでした。
(2)邦人被害事案
特にありません。
(3)主な銃器犯罪(報道)
ア 国家保安委員会が同委員会アルマティ市局とともに6月28日から29日夜にかけて行った捜査の結果,犯罪組織を摘発し,銃及び実弾等を押収した。(Zakon.kz,7月10日)
イ 国家保安委員会は8月1日,アクモラ州シュチキンスク市において内務省との合同捜査を行い,銃及び禁止薬物を所持していた疑いでアゼルバイジャン人を逮捕し,銃1丁,実弾8発及びコカインを押収した。(Zakon.kz,8月8日)
(4)主な薬物犯罪(報道)
ア ペトロパブロフスク市内務局は,3人の身柄を拘束し,4.975キロのヘロインを押収した。(Zakon.kz,7月2日)
イ コスタナイ州内務局は,禁止薬物を密売した疑いで女性2人を逮捕し,それぞれの自宅から119グラム及び1.307キロのヘロインを押収した。(インターファクス,8月29日)
3 テロ・爆弾事件発生状況
(1)テミルタウ市内務局は,カザフスタン国家保委員会カラガンダ州局との合同捜査 を行い,刑法第256条第2項「テロの扇動またはテロ行為の呼びかけに関する罪」 に違反した疑いで,テミルタウ市の21歳の住人を逮捕した。(Zakon.kz, 7月31日)
(2)マンギスタウ州内務局過激主義対策課は,宗教上の憎悪を刺激した疑いでジャナ オゼン市の住人2人を逮捕し,うち1人を過激主義に関する資料を拡散した罪で起 訴した。(Zakon.kz,8月6日)
(2)マンギスタウ州内務局過激主義対策課は,宗教上の憎悪を刺激した疑いでジャナ オゼン市の住人2人を逮捕し,うち1人を過激主義に関する資料を拡散した罪で起 訴した。(Zakon.kz,8月6日)
4 誘拐・脅迫事件発生状況
特にありません。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
現在のところ,カザフスタン国民及び当地に在留する外国人の日本人に対する感情 は,一般的に良いと言えます。ただし,当地で生活する上では引き続き,一般犯罪に 対する注意が必要です。