アスタナ日本映画祭
(10月10日,11日)
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日本大使館は10月10日,11日にカズメディアセンターにてアスタナ日本映画祭を開催します。
ご家族・ご友人お誘い合わせの上,是非お越しください。
- 言語:音声-日本語,字幕-ロシア語
- 会場:カズメディアセンター(Казмедиацентр,ул. Конаева 4) コンサートホール
- 入場無料
プログラム 10日(金) 19:00~ スウィングガールズ
11日(土) 13:00 アドレナリンドライブ 15:30 エクレール・お菓子放浪記 18:00 蒲田行進曲
スウィングガールズ
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監督=矢口史靖 2004年 105分
東北の田舎の高校。夏休み中、学校では補習が行われている。鈴木友子(上野樹里)たちは、その補習をさぼるため、 野球部の応援に行った吹奏楽部が忘れた弁当を届けに行く。だがその弁当のため、吹奏楽部は食中毒になってしまう。至急代わりが必要になり、 友子たちも責任を取って吹奏楽部に参加させられる。補習をさぼるため嫌々やっていた彼女たちだったが、徐々にビッグバンドジャズに興味を持 つようになる。しかし、野球部の試合で演奏する前日、元の部員達が戻ってきて彼女たちはお払い箱。だがジャズのおもしろさを知った彼女達1 7人は、学期を買うためにバイトをしたり、スーパーの前で演奏したり、学生音楽祭への参加を目指し特訓する。
初めて楽器を持つ出演者も多いなか、演奏は吹き替えなしで役者自身達によってなされている。
アドレナリンドライブ
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監督=矢口史靖 1999年 112分
「ひみつの花園」に続く矢口史靖監督の長編第3作。ヤクザの車に傷をつけ、因縁をつけられた、気弱なレンタカー店の店員 ・悟と、同僚からバカにされるほどお人好しの看護婦、静子。ヤクザの事務所の爆破事故現場に偶然、居合わせた彼らは組から大金を強奪。チンピラ たちに追いかけられ、必死に逃げるうちに、ふたりは心を通わせていく・・・・・。矢口監督ならではのユーモラスな演出で、物語は転がっていく。
マジメな堅物から恋する女に変わっていく静子に扮した、石田ひかりのコケティッシュな好演が印象的。
エクレール・お菓子放浪記
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監督=近藤明男 2011年 105分
早くに両親を亡くしたアキオは、孤児院に入れられるが、どこも長続きせず、脱走を繰り返したあげく、ついに感化院送 りになる。時は昭和18年、忍び寄る戦争の影が彼を流転と放浪へと導いていく。
空腹な彼に菓子パンをくれた遠山刑事、感化院のホワイトサタン、養母となったフサノばあさん、映画館のトミ子さん、旅 回りの一座の面々・・・・、いろんな出会いと別れの中で、彼の希望の光となったのは、感化院の陽子先生が教えてくれた歌「お菓子と娘」だった。つら くてもお菓子のことを考えたり、「お菓子と娘」をくちずさんだりすれば、不思議と生きる力が湧いてくるのだった・・・・。
蒲田行進曲
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監督=深作欣二 1982年 109分
映画の花形スターと、その取り巻きの大部屋俳優のサド・マゾ的関係を軸に、スターの子を宿した落ち目の女優をまじえた 3人の奇妙な人間関係を、映画製作の内幕に絡ませて描き出した人情喜劇の傑作。原作および舞台の持つ毒は薄められたが、映画は独自の辛口のコメ でィとして成功し、各映画賞を独占した。花形スターの銀四郎は、妊娠した恋人の女優・小夏を彼の取り巻きのひとり・やすに押しつけ結婚させてし まう。ヤスは危険を顧りみず生活費のためスタントマンをやるが、生傷がたえない。
松坂がふたりの間で揺れ動く女心を好演し、みごとなヒロインぶりを見せた。カツドウ屋たちの心意気を感じさせる力作。