ダニ咬傷にご注意
在カザフスタン日本大使館
平成28年3月14日
報道によりますと今年は比較的暖冬であったため、カザフスタン南部でははやくもダニの活動が観察されています。カザフスタンにおいてはダニ咬傷はクリミアコン ゴ熱、ダニ脳炎などのウイルス感染症の原因になり得ます。在留邦人の皆様におかれましては以下の点にご留意下さい。
- 必要がなければ草原地帯に立ち入らない。
マダニは喘息などの増悪因子となるイエダニと異なり主に野原に生息しています。したがって、マダニに咬まれないようにするには生息地である草原に立ち入らないことが一番効 果的な予防策となります。 - 草原に立ち入る場合には長袖、長ズボンを着用し皮膚を露出しない。
可能ならば長靴を着用しズボンの裾を靴内に折り込むとより効果的です。 - できるならば、明るい色の服を着用する。
マダニはイエダニより大型(数mm~数cm)であるため、明るい色の服装のほうが体に付着したダニを発見しやすくなります。 - 草原に立ち入った後には、すみやかに入浴するようにしましょう。
ダニは体に付着した後、すぐに吸血行動にうつらずに皮膚の吸血しやすい柔らかな場所をしばらく探し続けます。入浴、体を洗浄することにより吸血に移る前のダニを取り除くこと ができます。
マダニに咬まれてしまったら?
- 吸血中のダニはピンセットにて頭部をつまんで取り除くようにしましょう。
虫体をつかんで取り除くと虫体内の病原菌を人間体内に押し戻す可能性があります。可能ならば医療機関を受診してください。 - 草原に立ち入った後に高熱を発したり皮膚に紅斑が生じたならば、すみやかに医療機関を受診してください。