医療機関以外で注射などを含む医療行為を受けないように



在カザフスタン日本大使館
平成28年3月29日


    29日付報道によると、西カザフスタン州ウラリスクの美容院にて頬部に注射を受けた39歳女性が直後より気分不良を訴え、店員が救急車を要請するも救急車到着時 には女性はすでに死亡していたそうです。詳細は不明ですが、おそらくボットクスもしくはヒアルロン酸の注入を行ったものと推察され、注入物質に対する重度のアレルギー反応を起 こしたものと思われます。


    すべての薬剤は重度のアレルギー反応を惹起する可能性があり、そのような反応を生じた場合には即時適切な救急処置を行わなければなりません。しかしながら 美容院にはそのような救急処置を行える器材が常備されているとは考えられず、また使用する器材の衛生管理も適切ではないと推察します。


    アスタナ市内にも美容術を施すと称する店があるようですが、在留邦人のみなさまにおかれましては医療機関以外にて注射、ピアスの穴開 けなどのリスクを伴う処置を受けることはお控えください。