山田淳大使 着任挨拶
令和3年4月25日

この度、駐カザフスタン日本国大使として着任しました山田淳と申します。
カザフスタンと日本は強い友情と連帯感で結ばれており、1991年のカザフスタン独立直後に開設された外交関係は、明年30周年の記念すべき里程標に達します。そうした重要な節目に任務を開始することは私にとり大きな光栄であるとともに、その責務の重大さを感じます。
世界のあらゆる国々は多種多様な歴史・地理・文化的な条件の下で常に新たな発展を目指していますが、その中でもカザフスタンは広大な国土、豊かな資源、奥深い文化を兼ね備える極めて恵まれた存在です。日本とカザフスタンが今後ますます協力を拡大・深化させていくことにより、両国自身の利益を増進することにとどまらず人類全体の進歩に向けて独自の貢献をなしていくことが、私たち共通の課題であると思います。
前世紀の二度の世界大戦の悲劇と教訓をもとに、人類社会は様々な紆余曲折を経つつも、平和の確立と持続的な発展の実現を目指し一歩一歩努力を重ねてきました。そうした中で、昨年来続いている文字通り世界全体を覆うパンデミックは、種としての人類の理性が新たに試される状況をもたらしています。ここで新たな英知を発揮し国際社会が新たな一体性を獲得するか、それとも古代から際限なく反復されてきた偏狭かつ野蛮な獣性へと後退するかは、人類全体の存亡に関わる重大な岐路となるものです。
カザフスタンと日本が一体となってその持てる力を結集することにより、現在世界が直面する試練を乗り越える上で大きな貢献をなし得ることは確実であり、正にそうした歴史的使命を常に念頭に置きつつ、この重要な二国間関係の更なる前進を図って参る決意でおります。
カザフスタン政府・国民の皆様、カザフスタンと緊密に歩み続ける日本の関係者の皆様より私ども大使館に対し、今後ともぜひ率直なご意見・ご指導を頂けますよう心からお願い申し上げます。
2021年(令和3年)4月25日
山田淳
大使略歴 [PDF] (2021年9月2日更新)
カザフスタンと日本は強い友情と連帯感で結ばれており、1991年のカザフスタン独立直後に開設された外交関係は、明年30周年の記念すべき里程標に達します。そうした重要な節目に任務を開始することは私にとり大きな光栄であるとともに、その責務の重大さを感じます。
世界のあらゆる国々は多種多様な歴史・地理・文化的な条件の下で常に新たな発展を目指していますが、その中でもカザフスタンは広大な国土、豊かな資源、奥深い文化を兼ね備える極めて恵まれた存在です。日本とカザフスタンが今後ますます協力を拡大・深化させていくことにより、両国自身の利益を増進することにとどまらず人類全体の進歩に向けて独自の貢献をなしていくことが、私たち共通の課題であると思います。
前世紀の二度の世界大戦の悲劇と教訓をもとに、人類社会は様々な紆余曲折を経つつも、平和の確立と持続的な発展の実現を目指し一歩一歩努力を重ねてきました。そうした中で、昨年来続いている文字通り世界全体を覆うパンデミックは、種としての人類の理性が新たに試される状況をもたらしています。ここで新たな英知を発揮し国際社会が新たな一体性を獲得するか、それとも古代から際限なく反復されてきた偏狭かつ野蛮な獣性へと後退するかは、人類全体の存亡に関わる重大な岐路となるものです。
カザフスタンと日本が一体となってその持てる力を結集することにより、現在世界が直面する試練を乗り越える上で大きな貢献をなし得ることは確実であり、正にそうした歴史的使命を常に念頭に置きつつ、この重要な二国間関係の更なる前進を図って参る決意でおります。
カザフスタン政府・国民の皆様、カザフスタンと緊密に歩み続ける日本の関係者の皆様より私ども大使館に対し、今後ともぜひ率直なご意見・ご指導を頂けますよう心からお願い申し上げます。
2021年(令和3年)4月25日
山田淳